職場でデリカシーのない発言をする人いませんか?
嫌いだけど職場の同僚として無視はできない…。ジレンマですよね。
デリカシーのない人に、あなたの気持ちを傷つけられないために対応方法を考えてみました。
デリカシーのない人は変わらないと諦めよう
デリカシーのない人に、人並みの常識と空気を読む力を持ってもらえれば、最高の解決策です。
残念ながら、デリカシーのない人の言動は変わらないです。諦めましょう。
他人の性格は変えられない
まず、他人の性格は変えられません。
自分の性格に問題があると感じ、変わろうと努力するには、きっかけが必要です。
しかし、デリカシーのない人にきっかけを与えることは難しいです。
あなたが不快な思いをしたことを、デリカシーのない人は気づきません。
あなたが怒っても、デリカシーのない人は気にしません。
あなたが改善を要求しても、デリカシーのない人は自分が変わる必要を感じません。
職場のデリカシーのないあの人も、人の助言に耳を傾けないタイプじゃないですか?
あなたはまず、デリカシーのない人はずっとデリカシーがないままで変わらないと悟る必要があります。
無理なものは無理!とあきらめると、ではどうしたらいいか?と次の策を考えられるようになります。前向きにとらえましょう!
職場の優位性=デリカシーのない発言OK?
人によって、デリカシーの有無が違う人は、あなたを選んでデリカシーのない言動をしている可能性があります。
職場で何かしら優位に立つ部分がある人が、あなたに対して選んで、デリカシーのない発言をしている確率が高いです。
私は●●だから、あなたに対して自由な言動をしてOK!と勘違いしてしまうケースです。
職場の優位性ってしょうもないことばかりです。
- 年齢
- 業務の経験
- 役職
- 学歴
- 性別
- 外見
などなど、くだらないことでマウントを取ってしまうのです。
相手を何かしらの基準で、上に見たり・下に見たりして、態度を変える人は、そういう見方を変えることができません。
だって自分で決めた基準が正しいと信じているんですから。
基準をつけることは誰でもやることです。
しかし、基準付け=態度に出すのは違います。
会社なんて小さな組織の中で、優位性をひけらかしてもダサいだけです。
ダサさに気づけないかわいそうな人と思えるだけでも、ストレスは少し軽くなるのではないでしょうか?
結論、考え方は、他人には変えられないのです。
病気かも?と心の中で疑うのはOK
最近は、デリカシーのない人=病気(ADHD:注意欠陥、多動性障害など)を疑う風潮があります。
デリカシーがない=病気かも?は、胸の内にとどめておきましょう。
専門知識を持たない人が、本人に指摘したり、職場内で噂を立てるのはそれこそ、デリカシーのない発言です。
おっしゃる通り、病気ならデリカシーのなさも仕方ないと受け入れられる気持ちわかります。
誰にも言わず、他の人から「あの人のデリカシーのなさ、病気だよね」などと言われても、病気ネタで盛り上がるのは止めましょう。
デリカシーのない理由が、病気であったとしても、病気でなかったとしても、言われた本人は不快な気持ちになるはずです。
デリカシーがないのは直らなくても、あなたまでデリカシーのない人間に成り下がる必要はありません。
デリカシーがない理由と特徴
なぜ職場のあの人はデリカシーがない発言をするのでしょうか?
失礼な態度=フレンドリーと勘違い
デリカシーのない人は、自身の態度親しさの表れだと思っていることがあります。
- 仲が良いんだからこれくらい言ってもOKだよね?
- ズバッと言っちゃうのが私らしさなんだ!
- 思ったことを素直に言うのが何が悪いの?
などなど、あなたに対して悪意は全くないケースがあるのです。
むしろあなたと距離を近づけたい、もっと良好な人間関係を築きたいと思った結果、デリカシーのない言動をしてしまうこともあるのです。
はい、なので、「●●って言われると傷つくんで、言わないで下さい。」と言ってしまいましょう。
「こんなことで傷つくとか、ゆとりって嫌ねぇ」とかデリカシーのない返答があるかもしれませんが、たまに釘を刺さないと悪化するので、我慢しすぎるのも危険です。
ただし、言っても直らないことがほとんどです。
デリカシーのない人にとってあなたが、「何でも言っていい人」だと認定されないことが重要です。
たまにけん制しておくことで、不快なコミュニケーションが少し減ると思います。
自分の価値観が正しいと信じている
人生の先輩があなたに対して、自分の価値観を押し付けることでデリカシーのない言葉が出ることも多いです。
- 30歳なのに結婚してないなんて…私の頃はもう子育てしてたわ
- 女子社員なんだから、何でもハイと言ってやらなきゃだめだよ~
- 今日不機嫌だね、もしかして生理?残業しても体調管理位ちゃんとしてよ!
など、勝手にあなたのことを妄想して、自分の価値感を押し付けてきます。
しかも、あなたに対して良かれと思って、アドバイスをしているつもりなのです。
生まれ育った時代や環境によって、価値観は大きく変わります。
自身の経験からのアドバイスがあなたにとって何の価値もない(むしろ害)であることに気づけないから、デリカシーのないことを言ってしまうケースです。
はい、目上の人に迷惑!とは言いづらいです。
基本的にはスルーして、常識のあるもっと目上の役職者に相談しましょう。
デリカシーのない先輩に意見を言ってもまず聞き入れられません。逆に態度がエスカレートすることも多いです。
あまりにあなたの細かな言動に突っ込んでくるようでしたら、ハラスメントの可能性もあるので「いつ・どのようなことを言われたか」などを記録しておいた方がいいかもしれません。
古い価値観にとらわれすぎの人はハラスメントをしてしまう傾向があります。
あなたが被害者にならないためにも、早いうちから相談して身を守るのが賢明です。
常識ある上司がいない場合は、転職がおすすめです。デリカシーのない人しかいない職場がクリーンになる未来はありません。
劣等感の裏返の可能性あり
意外と思うかもしれませんが、劣等感の裏返しでデリカシーのない発言をする場合もあります。
- もっと私を評価してほしい。認めてほしい
- もっと職場で影響力のある存在になりたい。話題の中に入りたい
- もっと構ってほしい、相手をしてほしい
という職場での満たされない気持ちのはけ口として、過激な言動をしてしまうのです。
この場合は、本人も「言い過ぎたかな…?」と多少デリカシーのない発言をした自覚があります。
それでも、デリカシーのない発言をしたときに得られる周囲の反応(たとえ嫌がる反応でも)を求め続けてしまうので、制御は難しいです。
認められたい構ってほしいタイプの人には「●●と言われるより、××と言われた方が嬉しいです」と代替案を出してみましょう。
デリカシーのない発言が無くなることはありませんが、言動の加減を調整することは出来る場合があります。
「これは許容できない。」ということが伝われば多少空気を読めるようになります。
例えば、休日の過ごし方や、趣味などプライベートのことを深く聞かれるのは嫌なんだ、とデリカシーのない人に発言のNGラインを理解してもらえるよう言葉にして伝えましょう。
嫌がることをさらにいじってくる場合は、すぐに距離を置いてOKです。
デリカシーのない人と職場で付き合うコツ
あなたがどんなにうんざりしていても、デリカシーのない人と職場で上手くやっていく必要があります。
注意点が一つあります。
上手くやるというのは、デリカシーのない人と仲良くなるということではありません。
デリカシーのない人と付き合うときに、あなたのストレスを最低限に抑えるということが上手くやるということです。
自分のことは話さない
デリカシーのない人にいじる余地を与えないことは大切です。
デリカシーのない人に対して、
- 自分のプライベートを話さない。
- 職場の人間関係について意見を言わない。
- 仕事のグチや悩みを言わない。
など、職場で話題になりそうなことで、あなたの意見を示さないのが大切です。
普通に仲良くできる同僚にはもちろん話してOKですが、デリカシーのない人が耳にしない様に注意が必要です。
あなたのことを知らなければ、デリカシーのない人はあなたをいじったり突っ込んだりすることができません。
今からでも間に合うので色々とデリカシーのない人に聞かれたら、
「さぁ…何とも言えないですね」「どうだろうねぇ…」「まあ。色々かな」
など徹底的に回答をぼやかしてしまいましょう。あいまいにしていいのは業務外の質問に対してです。もちろん仕事で必要なことはちゃんと回答必要ですよ!
深い関わりを持たない
関わりを徹底的に避けるのもデリカシーのない人対策の1つです。
- ランチや飲み会などのお付き合いは断る
- 雑談に参加せずスルーする
- 挨拶と業務上最低限の会話以外はしないと決める
ビジネスライクを極めると、デリカシーのない人との接点が減るのでストレスが減ります。
あなたが突然ビジネスライクになると、デリカシーのない人がそのことをいじるかもしれません。
「ちょっと忙しくて…ごめんなさい」など説明やフォローの必要はありません。微笑んでスルーしましょう。
少しずつデリカシーのない人と距離を置けるようになります。
デリカシーのない人が直属の上司の場合、可能な限り他の上司や先輩に質問・相談して、絶対にデリカシーのない上司に確認が必要なことだけ、確認するようにしましょう。
デリカシーのない上司からあなたの評価が下がる可能性がありますが、正常な職場なら、きちんと仕事をしていれば認められます。
残念な人…。と冷めた目を持つ
デリカシーのない人からのストレスを減らす方法に、あなたの意識を変えるというのも有効です。
空気を読めない残念な人、と思うと哀れに思えて少し気持ちがすっとします。
- なぜその発言?完全にネタじゃん!一周回って面白っ!!
- 古い考えを変えられないなんて老いって怖い
- その発言、誰も共感してないよ!気づけないって可哀そう
デリカシーのない人を下に見るということですが、心で思うだけなら自由です。
性格悪いなと思うかもしれませんが、周りに迷惑かけなければ、罪悪感を持つ必要はありません。
デリカシーのない人の言動に私は感情を乱される必要はない!と気持ちを強く持ちましょう。
デリカシーのない発言、ハラスメントかも?
職場でのデリカシーのない限度はハラスメントに該当することがあります。
あなた自身を守るためにも知識を押さえておきましょう。
デリカシーのない人のハラスメントに注意
デリカシーのない発言も度が過ぎるとハラスメントに該当することもあります。
ハラスメントとは、嫌がらせを意味します。
もう少し詳しく言うと、職場でのハラスメントは、本人がどう思っているかは関係なく、相手を不快・恐怖・不利益・傷つけるような、言葉や行為を指します。
重要なのはハラスメント行為をした人の「そんなつもりじゃなかった」という言い訳は通用しないのです。
許容しがたいと思うような言葉や態度は、いつどのように言われたかを記録して、上司や社内に設置されたハラスメント相談窓口に相談しましょう。
職場全体がデリカシーがないと感じたら
ハラスメントを感じても、相談できる相手がいない・職場全体がデリカシーがなくて誰も悩みを共感してくれない…。
社風でデリカシーのない人を量産しているようでしたら、対処方は2通りです。
- あなたもデリカシーをなくし、社風に染まる
- デリカシーのある職場に転職する
残念ながら、デリカシーのない社風は変わりません。
デリカシーがないのが常識だからです。その職場ではあなたが異端です。あなたの過ごしやすい職場に帰ることは不可能です。
定年までその会社で働こうと思っていないなら、早めに見切りをつけて転職するのも手だと思います。
まとめ
職場にいるデリカシーのない人とは、最低限のコミュニケーションでストレスを減らしましょう。
無理せずビジネスライクでOKです。ちゃんと仲良くしなきゃ…!と根詰める必要ありません。自分のメンタルを大切にしてください。
最後まで読んで下さりありがとうございました。今日も一日お疲れさまでした。