あなたの職場にお局様はいませんか?
お局様に関してよく聞く悩みに、「仕事を回してくれない」ということがあります。
仕事を抱え込むお局様との付き合い方についてご紹介します。
- お局様が仕事を抱え込む理由
- お局様が仕事を渡さないときの対処方法
- お局様から仕事をもらうときの注意点
お局様との仕事のやり取りでストレスを感じている方はぜひ続きをご確認ください!
お局様はどうして仕事を抱え込んでしまうのか?
仕事を抱え込むお局様を手伝うのは至難の業です。だって仕事を渡したくないから。なぜ仕事を渡したくないのでしょうか?
一緒に働く後輩を信頼していない
今自分の持っている仕事がなくなることを恐れています。「仕事を渡す=自分の価値が下がる」と思うのです。
職場は本来みんなで協力して得意不得意を補い合い、大きな成果を出すものです。
働く仲間を信頼せず仕事を抱え込むお局様は、自分ができること以上の仕事はできず、職場内の相乗効果を生み出すことができません。
また、仲間を信頼できないことで、お局様は独りよがりになり、こだわりが強く自分にしか今の仕事はできないと思っている場合もあります。
こだわりが業務遂行に必要なものならいいのですが、忙しさをアピールするのに無駄に凝った資料を作り、同じクオリティの資料以外認めないというおかしなルールを作ったりします。
あなたを信頼しないお局様との距離感はほどほどにするのがよいでしょう。
仕事を教える能力がない
お局様に限らず、仕事を抱え込む人は仕事を教える能力がないことが多いです。
自分で仕事を行う分には問題ないのですが、仕事の全体像を把握しかみ砕いて説明することができない。能力がないことを隠すために、仕事を渡さず抱え込んでしまうのです。
仕事を回してもらえないときは、あなたが能力不足だけが理由ではないです。
お局様に仕事を教える能力がないから仕事を回してもらえない場合もあることを覚えておきましょう。
できないことをできないと素直に言えないのもお局様の特徴です。
高くなりすぎたプライドが邪魔をして何でもできる、だから仕事を手放さないという悪循環が生まれています。あなたはお局様から仕事を回してもらう際に、プライドを傷つけないことに注意をしなければなりません。
お局様が仕事を渡してくれないとき
仕事をするため、何だかんだと理由をつけて、仕事を渡してくれないお局様から仕事をもらう方法を考えなければなりません。お局様対応は大変です。
お局様より上の地位にいる人から指示を仰ぐ
一番無駄なのは、お局様本人に「なぜ仕事を回してくれないのか?」と責めることです。
基本的にあなたがお局様を説得する必要はありません。直接やりあってもお局様はあなたの言うことなど聞くわけないし、あなたがお局様の悪意にあてられて疲れるだけです。
業務上必要で、お局様から仕事をもらわなければならないときは、かならず上司の指示通りにしましょう。
Aという仕事をお局様の代わりに行うように上司から言われた場合、「上司から指示されたAの仕事の件で」と必ず前置きを入れましょう。
可能であれば
- 上司がいる目の前で
- 大きな声で分かりやすく
- みんなに聞こえるように
お局様に業務を回してもらうようにお願いしましょう。
「私がやるからいい」とお局様に言われたら、すぐに上司にその旨報告して、上司から再度指示してもらいましょう。
上司に頼り切りで自分で工夫したほうがいいのでは?と思うかもしれませんが、あなたにはお局様を動かす力がないのでできることなないと諦めてください。
上司とお局様の話し合いの結果あなたに仕事が回されなくても、あなたは「ほうれんそう」をきちんと行ったので責められることはありません。
「お局様より仕事ができないから安心してね」アピール
実際の仕事の出来は別として、お局様から仕事をもらうときは、あなたより仕事ができませんよアピールが有効です。
仕事を奪われるのを恐れるお局様を安心させるため、「勉強させてください」「サポートしっかりやります」など主体を自分ではなくお局様にしましょう。
ただし、あまりにできない、わからない、と言うと、お局様に「仕事を取られる脅威<無能で邪魔な存在」になり、逆にあたりが強くなるので気をつけましょう。
あくまでやる気はあるけど、お局様のレベルの高い仕事を完璧にこなすのは自信ない…。というスタンスで仕事をもらいましょう。
お局様から仕事を渡されたら
仕事をもらう方が苦心するのもおかしいですが、お局様から仕事を貰ったら、それはそれで注意が必要です。
指示されたことを徹底的にメモしてリスクヘッジ
先にも触れたとおり、お局様は仕事へのこだわりが強いです。
そして客観的に仕事を説明するのが苦手で指示が下手だったり、悪意を持って必要な指示をしない場合があります。
お局様は、仕事を回したあなたが失敗すれば、お局様自身の価値が上がる・評価されると考えています。
仕事を仕上げてお局様にチェックをお願いしたら、「指示した内容と違う」と言われないようにこちらがリスクヘッジしなければなりません。
業務が回ってきたら必ずメモを取ってください。
そのメモは捨てず取っておくかパソコン内に転記して、「このように指示受けました!」と言えるようにしましょう。
- あなたがいつどのように指示を受けたか(●月●日●時など)
- 何のために必要な業務なのか?
- 具体的な作業の手順と必要な資料、根回し必要な人物(お局様のこだわりへの配慮)
- お局様から、どの資料を受け取ったか(後でもらった貰ってないの争いを防ぐため)
- いつ(何時)までに誰に提出するのか?
- 提出する形式は何か?(メール添付?書面で渡す?)
これをきちんとメモ取り、お局様と言った言わないの争いを防ぎましょう。
そして、メモを取ったらお局様にメモを見せて、「私の業務はこの内容だと聞き取りメモしましたが、誤りないでしょうか?」と聞きましょう。
ここまで徹底すると逆にかわいげないと嫌味に思われるかもしれませんが、無駄な仕事をしないためにもきっちりメモの内容で問題ないこと合意取りましょう。
お局様から言われたことをToDoリストに順番に落とし込んでメモするのがおすすめです。
言われたことをメモした+自分で段取りした であなたの仕事力がアップします。
可愛いToDoリストでテンション上げていきましょう。
お局様より良い仕上がりにならない仕事を装う
お局様より仕事ができない風に見せかけるのも一つの手です。ただし、これはあなたの能力向上を妨げる可能性もあるので、できればやらないでほしいです。
お局様のプライドを守るために、仕事の途中に質問してみたり、お局様の仕事ぶりに対して尊敬しているなど伝える程度にした方が無難です。仕事はできる限りのベストを尽くした方が将来のためになります。
「お局様が仕事を教えてくれなかったから、仕事の仕方が分かりません」とは絶対言ってはいけません。
それはお局様に負けたことになります。お局様はあなたを見下すことで安心します。
重要な仕事はしっかりやって、お局様のどうでもいいこだわりは適度に無視しましょう。
- テプラのフォント
- 社内文書の書式
- 回覧書類の回覧順
- 備品の在庫確認の頻度
などなど、お局様の会社によっていろいろあると思います。
お局様のこだわりに沿わなくて多少小言を言われたとしても、あなたは取捨択一して、限られた業務時間内で重要なことから集中して仕事をしましょう。
もちろん上記の例が「お局様のこだわり」でなく「会社のルール」なら守らなければなりません。
たまに、変なところでこだわりが強すぎる人がいる場合、発達障害?なんて思うことがあるかもしれません。一般人に発達障害の診断はできませんが、付き合い方をまとめたので以下からどうぞ↓
手柄はお局様に譲り、知識と経験をこっそり積む
お局様から仕事をもらったときにオススメの仕事の取り組み方は、手柄は譲り、知識と経験を積むということです。
お局様の悪意や仕事の妨害があったとしてもほどほどに相手をしてかわし、仕事をきちんと行う。
お局様がいない隙に仕事のできる先輩に、手順を相談してきっちり仕事を仕上げる。
「お局様に指導いただいたおかげで、なんとかやり遂げることができました」とほらを吹いて、お局様を立てる。という風にです。
秘密裏にお局様とあなたとの間に能力の差をつけてしまいましょう。
そうすれば、お局様もあなたを認めざるを得ないし、まだ嫌味な態度を取り続けたり、上司が評価してくれなかったら、あなたの能力を生かし、もっといい部署に異動や、転職してしまえばいいのです。
引継ぎ後も口を出してくるときは上司を上手く使う
お局様から業務をもらい、無事引継ぎを完了した後も注意が必要です。
引継ぎ完了後にお局様が口出しできないように「業務引継完了報告書」を提出するルールを徹底しましょう。
引継ぎ事項を報告書としてまとめたものです。注意事項や業務の流れのまとめ、責任者(上司)への提出方法など該当業務のあらゆることを文章として残しておく書面です。
報告書のルールがない職場でお局様に作成してもらうことは不可能です。なので、
- 自分で、口頭で受けた引継ぎ内容を書面でまとめる。
- お局様に書面を見せ過不足ないか確認する
- 業務を一人で行い引継ぎ完了していいかお局様に確認
- お局様がOKしたら、引継完了日を入れてハンコをもらう(もらえなくてもOK)
- 上司にあなたが作成し、お局様がOKした業務引継報告書を提出
- 一人で業務を行う許可をもらう
「業務引継報告書」という決定的な証拠を作成しましょう。これがあればお局様が業務に口出ししてきたときに介入を拒むことができます。
同じことを繰り返し口出ししようとしたときには「それはもう教えていただいたので大丈夫です」と言えます。
どうでもいい文章の体裁とかをチェックしようとする際は「引継報告書にない細かな事項は現担当者の私の判断に任さられていると思うのですが?」とチクリと言えます。
聞いたことのないことを追加で言ってきたときは「引継ぎ完了って言ってくださったときに、そういった業務は聞いていませんでした。追加して、もう一度上司に報告しますね!」と引継ぎ不足を指摘できます。
面倒ですが、保身には絶対あった方がいいですし、今後あなたが次の人に業務を引き継ぐときにとても楽に引継できるようになりますよ!
まとめ
お局様から仕事をもらうのは、お局様が非協力的だと難しいです。
大切なのはお局様のプライドを傷つけず、自分の業務をもらい無事完了することです。お互いの距離感を大切にビジネスライクに務めましょう。
最後まで読んで下さりありがとうございました。今日も一日お疲れさまでした。