初めて転職するときに心配なのが「面接」ですよね。
学生時代の就活とは違うことが聞かれます。今回は聞かれる可能性が高い質問を紹介します。
面接回答の心構え2つ
転職サイトを見ていると、色々な想定質問が紹介されています。仕事をしながら転職するときに、すべての想定質問の回答を用意するのは難しいです。
かといって、初めての転職の際、何も準備せず面接を受けることは危険です。
これから、絶対に押さえるべき想定質問を紹介しますが、面接回答の心構えを確認してから、回答を用意してください!
面接の質問回答に対する2つの心構え
- ネガティブに話を終わらせない
- 心にも思っていないことは言わない(嘘は3割まで!)
この2つを守って質問回答を作りましょう。
ネガティブな話をすると、あなた自身にネガティブなイメージを持たれる恐れがあります。必ず、質問回答の最後には、ネガティブな話から、「このような経験から今後は●●であることを大切にしたいと思いました。」と改善策や学んだことを伝えましょう。
また、「心にも思っていないことは言わない」とは、その通り。面接で嘘をつくと、入社後も嘘をつき続けなければなりません。今の職場が嫌になって転職したのに、本心を偽って待遇の良い会社に転職しても、必ず転職先も嫌になります。
嘘は3割まで。面接で100%本心を言う必要はありません。でも嘘の割合が多くなるほど転職後に失敗したと思う確率が高くなるでしょう。
では、続いて面接で聞かれる質問と想定回答を解説していきます。
質問1 退職理由(転職理由)
転職するときに一番聞かれるのは「退職理由」です。
なぜ退職理由を聞くの?面接官の意図
面接の際は、面接官の質問の意図を把握することで適切な回答ができるでしょう。
面接官の意図:「おかしな理由で退職していないよね?ちゃんとした理由で退職しているよね?」ということを確認したいからです。
例えば、「お局様にいじめられてぇ~」(面接官:悪口言うタイプの人だ…。)
「仕事内容が合わなくて~」(面接官:仕事内容が合わないのに、なんで同じ職種で応募してきたんだろう?)
「今の職場でもう学ぶべきことがなくなりました。」(面接官:意識高い系だけど、自己中心的かも…。)
など、面接官が「この人と一緒に働けるかなぁ?」と思われる退職理由は言ってはいけない退職理由です。
退職理由の答え方!今後やりたいことを語ろう!
退職理由を上手くまとめると、
「お局様にいじめられてぇ~」
→例「今の会社は、体育会系の縦社会の社風で相談しにくく、一人一人が業務に責任を負う組織です。協力してチームで一人ではできない大きな仕事をしたいと思い転職を決めました。」
「仕事内容が合わなくて~」
→例「営業補佐では直接お客様と接する機会がないので、もっとお客様と近い仕事をしたいと思い転職を決めました。」
「今の職場でもう学ぶべきことがなくなりました。」
→例「今の会社は、女性のキャリアが限られており、一般職以外の働き方ができません。もっと仕事の幅を広げたく転職を決めました。」
というように、退職理由を一言にまとめず、細かく退職理由を伝えましょう。
また、退職理由は嘘を言わないことも大切です。
「給料が安いからやめる」
例→「女性の給料だけで一人暮らしできる水準でないので、新たなことに挑戦しゆくゆくは給料を上げていきたいと思った」とずらして、前向きに伝えましょう。
- 前職を悪く言わない(感情的に話さない)
- 退職理由は、前向きな理由に変換して、嘘を言わない
質問2 志望動機
就活と同様に転職でも「志望動機」は必ず聞かれます。
志望動機はなぜ聞くの?面接官の意図
志望動機を聞く理由は1つ「ほんとにうちで働く気ある?(面接の練習で来てないよね?)」だけです。
面接にたどり着いたなら、
- 転職サイトの会社紹介記事を読む
- 会社HPをざっと読む
という、事前準備をしておきましょう!
志望動機の答え方!待遇より仕事内容を語ろう!
応募しようと思った「本音」と後付けの「仕事内容(=建前)」を上手くミックスして志望動機を準備しましょう。HPや転職サイトで、惹かれる言葉を探すことを意識すると建前を見つけやすいですよ!
本音:「同じ仕事なのに、待遇がいい」+建前:「やっぱり今まで経験を積んだ経理職を極めたい」
本音:「休みの数が多い」
+建前:「今までの経験を活かし、さらに新たな仕事を任せてもらえそうな雰囲気をサイトの●●という言葉から、想像して応募した」
本音:「前職の職種ではなく、新たなことに挑戦したかった(今の職種はうんざり)」
+建前:「未経験で転職された方が多く、自分の努力次第でチャンスを頂けると思った」
など、本音を伝えるだけだと、待遇重視に思われがちです。
初めての転職だと、自分の能力に自信がなく、「私にこの仕事できる?」と思いがちですが、仕事内容に魅力を感じたことをしっかり伝えましょう!
質問3 あなたの強み
やはり「あなたの強み」も聞かれます。
強みをなぜ聞くの?面接官の意図
「強み」を聞く理由は、あなたを採用する「決め手」が欲しいからです。
面接をしていると、採用してもいいかな?と思う人が数人現れることがあります。面接官も「どの人に決めるか迷う、決め手が欲しい…。」と悩むのです。
あなたの強みが、会社にハマれば採用は決まったようなものです。
会社の空気を読んで強みを作る必要はありません。しかし自信をもって「強み」と宣言できるように準備は絶対に必要です。
強みの答え方!経験と性格を交えて語ろう!
「強み」を自分で宣言するのって難しいです。自己分析などはやったほうがいいですが、在職中の転職だと、自分と向き合う時間って十分に取れないことも多いです。そんな時は、「前職の経験」と「あなたの性格」を交えて強みにしましょう。
経験:「50社の顧客を担当していた」
性格:「明るい」=「50社の多くの顧客を担当していたが、顧客訪問時には忙しさを見せずいつも笑顔でいるよう努めていました。」
経験:「気難しい顧客の対応」
性格:「おおらか」=「気難しい方の顧客対応を任されてストレスの多い職場でしたが、おおらかな性格なため、プレッシャーに潰れることなくいつも平常心で仕事をこなすことができます。」
経験:「新規営業」
性格:「まじめ」=「新規営業を新卒から続けています。事前のリサーチや訪問後のフォローを徹底した真面目さが強みです。営業なのに口下手ながらも部署の目標達成に貢献してきました。」
と、「経験」「性格」それぞれ単体なら同じ人はいますが、組み合わせると同じ経験と性格を持つ人は絶対いません。
あなただけのエピソードを具体例として紹介することで、強みがより信用できる内容になります!
まとめ
初めての転職の面接に必要以上に構える必要はありません。
面接スタンスは2つ
- ネガティブに話を終わらせない
- 心にも思っていないことは言わない(嘘は3割まで!)
準備しておく想定回答は3つ
- 退職理由
- 志望動機
- 強み
これを準備して、面接に臨んでください!
最後まで読んで下さりありがとうございました。今日も一日お疲れさまでした!