都会の生活がつらく、地元が恋しくて退職したいと思ったことはありませんか?
退職理由が「地元に帰りたいから」は全く問題ありません。
職場の先輩や上司に地元に帰りたいだけで退職するなんて甘えだ!と否定されても気にする必要はありません。
あなたの地元に帰りたいという気持ちを非難され凹む必要はありませんよ。
今の暮らしに疲れて地元へ帰りたいと思っている人の背中を押せたら幸いです。
退職理由が「地元に帰りたい」で問題ない理由
地元に帰りたいから退職・転職するのが問題でない理由を解説します。
あなたの幸せには何が必要なのか?
極論、幸せになるために生きているのでは?
そう考えると、地元から離れて幸せを感じられないなら、自分の幸せのために環境を変えるのは当然のことです。
都会で働いているというステータスと、地元で働く精神的安定感、幸せに生きるに必要なものはどちらですか?
周りの言葉に振り回されず自分の気持ちに正直に地元に帰りましょう。
人間にも帰巣本能がある
帰巣本能は人間にもあるようです。
鮭が産卵のために生まれた川に戻ってくるように、人間も地元に帰りたいと思ってもおかしくありません。
また、地元に帰るからと言って、実家に帰る必要はありません。親に誘われても嫌なら断っていいんです。
地元でも独立した一人の大人として、気ままな一人暮らしを満喫するのも自由です。すべてはあなたの心のままに決めましょう。
多様な生き方が認められる世の中
令和の世の中、生き方も多様性が認められつつあります。
地元を離れて都会でバリバリ稼ぐのが正しいという価値観を押し付けられる必要はありません。
ライフスタイルも多様化しており、地元に帰ることを甘え、逃げだと考えるのは時代遅れでしょう。
地元に転職するのが「逃げ」ではない理由
地元に帰るための転職は逃げではありません。
なぜなら、仕事以外の時間が孤独でメンタル不調になっては元も子もないからです。
ITの進化、コロナ禍などの理由で、勤務地について、都会のメリット、地方のデメリットが変わってきました。
リモートワークできる職場の増加
リモートワークできる仕事が増え、どこでも居住地を選べる仕事が増えつつあります。
完全リモートは無理でも週3回リモートワークできるなら、地元から通勤できるかもしれません。
都会の生活コストの増加
都会の家賃や食費などの生活コストはどんどん上がり、収入が多くても手元に残るお金は少なくなります。
一方で、地方の生活コストは都会よりも安いので、転職で現職の給与より多少劣っても生活できることが多々あります。
メンタル不調リスクの増加
ストレスが多い世の中で、メンタル不調になる人は確実に増えています。
都会で頑張りすぎてメンタル不調になったら、元も子もありません。
ブラック企業ならメンタル不調者を解雇するなど不当に扱う可能性があります。
転職の際も、メンタル不調による転職となると、再発がないか採用に慎重になるケースが考えられます。
そもそも、メンタル不調になるまで無理して働かなければいけない仕事なんてありません。
あなたの心を守るのが何より大切なので、自分が息をしやすい生き方に早めに切り替えが必要です。
地元に帰りたいという退職理由を甘えという人の理由
地元に帰りたいなんて甘えだ・心が弱い・逃げだと主張する人は確かにいます。
これは意地悪ではなく、人生の経験からの心からのアドバイスであったりします。
転職は悪・定年まで勤めるべきという価値観
全国転勤・定年まで勤めるのが当たり前の時代があったからです。
毎年昇給し、在籍期間が延びれば能力にかかわらず昇格し高収入・終身雇用が約束されていた時代です。しかし今は年功序列・終身雇用は約束されていません。
我慢して仕事をしても、見合った収入や安定は約束されていないので、キツイ思いをしてまで会社に奉仕する必要はありません。
都会で孤独を感じるのは甘えという価値観
地元に帰りたい理由の一つは、孤独に耐えられないということもあるでしょう。
都会にいても交友関係を広めれば孤独はなくなるとアドバイスをくれる人もいます。
しかし、コロナ禍でリアルの交友関係を広げられるのは困難です。
SNS上の繋がりを広げても孤独は埋まりません。
結局は信頼できる人間関係がある地元が一番安らぐのは当然のことです。
会社で競争社会を生き抜くべきという価値観
都会で働くことで、色々な経験ができる・高収入を目指せる・競争に勝ち抜くことが大切という成功を目指せという人がいるでしょう。
今、都会で競って成功を手に入れるという価値観は薄まりました。
地元に帰るのは逃げだと考えるのは古い価値観です。
自分はどうありたいのか?をよく考え、他人の価値観に影響されず受け流しましょう。
否定的でも親身になってくれる人には感謝しよう
地元に帰りたいと相談したとき、反対する人はあなたのことを想って真剣に回答してくれています。
相談した先輩もあなたと同じように悩んだ末に都会に残る決断をしたのでしょう。
孤独と戦いながら都会に残ったことの経験談を伝えてくれるのです。
相談に乗ってくれたことに感謝しつつ、地元に帰りたいという気持ちを再認識したならば、地元に帰る準備を進めましょう。
地元に帰って仕事があるのか?Uターン転職のリスク
地元に帰ることを決めたら、Uターン転職の注意点を確認しましょう。
地元に帰る前に仕事を決めるのが鉄則
メンタル不調で行動することが大きなストレスになるときを除いて、地元に帰る前に転職先は決めましょう。
都会は転職サービスが充実しており、Uターン転職の相談に乗ってくれるエージェントもたくさんいます。
都会なら性格や考え方が合わないエージェントに見切りをつけ、他のサービスに乗り換えてエージェントに変更することもできます。
WEB面接できないと交通費がツライ
地元企業に転職する場合、オンライン面接がなく対面面接を行うところは多いです。
今いる都会から地元への交通費の出費はUターン転職ならではのデメリットです。
交通費の出費は覚悟しながら、面接のため地元に戻った際に転居候補地を見て回るなど拠点を変える準備を進めましょう。
地元での安らぐ時間はやっぱり最高!
どんな仕事をしたいのかはっきりビジョンが持てなくて悩む人はたくさんいます。
しかし、今あなたは少なくとも「地元に帰りたい」という1つの譲れない条件があり、それが転職の軸となりブレずに仕事を決められます。
念願かなって地元に帰ったときの安心感・充実感は何事にも代えられません。
家族と過ごしてもいいし、学生時代の友達と会ったり、慣れ親しんだ街をゆっくり散策するだけでも心癒されるでしょう。
Uターン転職で新たな職場への期待と不安はあるでしょうが、ストレスを溜めても地元ならいくらでもストレス解消法があります。
転職と転居という人生の大きな決断をした自分は、確かに成長しています。
前向きに人生を過ごせているはずです。
まとめ
地元に帰りたいという退職理由は当たり前の感情で、悪いこと逃げではありません。
都会で頑張るべきというアドバイスをくれた人に感謝しつつ、自分の気持ちを大切に地元に帰りたい気持ちに正直にいていいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。今日も一日お疲れ様でした。