職場に同世代がいないと、何となく気詰まりしてしまいます。先輩たちが優しくてもやっぱり気軽に話しかけられない…。
同世代が職場にいない現状とどう付き合うか、メリットデメリットを確認しながら考えてみました。
職場に同世代がいないメリット
まずは、同世代がいない職場のメリットを3つ挙げてみます。
職場で嫉妬や争いで苦しむことがない
メリットの1つ目は、同世代がいないので職場で嫉妬による争いが起きないことです。
「あいつの方が先に昇格、出世しやがった!」
「ちやほやされてる!あざといことばっかりしてる!」
「先輩に媚びて、いい仕事ばっかりやらせてもらってる!」
など、いわれのないウワサや、悪口を言われることがないことです。
同世代が仲間ではなくライバルとなる職場は意外と多いです。
ライバルに嫉妬され、足を引っ張られたり、意地悪されるのは、同世代がいない職場とは別の意味でツライ環境になります。
同世代がいない職場は、ライバルとなる人がいないので職場の人間関係が穏やかで平和になります。
同期と比較されない
メリットの2つ目は、同世代がいないのであなたの仕事の出来や能力を比較されないことです。
「●●君は契約取れたのに、あなたはまだまだだね」
「うちの会社は、半年で一人前になるのが普通なのに、出来が悪いなぁ…」
「●●さんは、係長になれたのに、君はまだ先の話だな」
など、上司・先輩から比較されることがないのは心穏やかなことです。
上司は自分の指導よりも、部下の素質で、仕事の出来るできないが決まると思うことがあります。
同期と比較して、職場での成長の遅れがあれば、本人の能力不足だと決めつけられてるケースが多いのです。
成長スピードは人それぞれです。社歴だけ能力を比較されないのは、職場ストレスが少ないと言えますね。
経験豊富な先輩から仕事を学べる
メリットの3つ目は、経験豊富な先輩から仕事をじっくり学べることです。
「指導担当がまだ不慣れな1年上の先輩だった」
「同期一斉に座学研修あり、実務研修がないまま現場に放り出された」
「若手しかいない職場で、ノリと勢いで仕事が進んでいる…」
など、仕事が分からない人に、あなたの教育が任されることがないので安心して仕事を覚えることができます。
最近は上司がパワハラを恐れて、無茶ぶりや放置することが減っています。
若手社員があなただけなら、丁寧に仕事を教えてくれるでしょう。
職場に同世代がいないデメリット
次に、職場に同世代がいないデメリットを3つ挙げてみます。
ジェネレーションギャップを感じる
デメリットの1つ目が、どうしても職場でジェネレーションギャップを感じてしまうことです。
「昼休みの雑談のネタが、健康問題や子供の話で共通点がない」
「仕事はともかく、パソコン操作は自分の方ができる」
「何かにつけて、自分の若いころは~と古い根性論を言ってくる」
など、職場内のコミュニケーションで「あれ?共感できない?」と思うことが多くなります。
職場内で「若い子」と「私たちおじさんおばさん」という分断が起こると、孤独を感じることが増えます。
無理して年の離れた先輩に合わせる必要はありませんが、職場以外で同世代と喋れないとメンタルがやられてしまうかもしれませんね。
ちょっとした相談がしにくい
デメリットの2つ目が、社内でちょっとしたことを相談しにくいということです。
「この資料をしまっておいてって、どうやってしまえばいいの?」
「この職場って年賀状出し合うのかな…?」
「上司の『わかるよな、あぁ?』って口癖がストレスなんだけど…」
とおおごとにしたくないけど、誰かに相談したい、ちょっと愚痴を言いたいときに気軽に話しかけられる人がいないことが良くあります。
職場で発生する小さな問題は日々ため込むと大きなストレスになります。
大きな年の差がある職場では、くだらないことを聞いてはいけないと、遠慮してしまう気持ち分かります。
年上ばかりの職場でも諦めず、気軽に話を聞いてくれそうな先輩を見つけて、色々話を聞いてもらえる関係を作りたいですね。
どこかで、吹っ切れて何でも聞けるようにならないとストレスから解放されることは無いですよ。
雑務をやるポジションが続く
デメリットの3つ目が、職場で雑用をやるポジションが続くということです。
「備品の管理は新人の仕事って…もう3年もやってるよ…。」
「おじさん上司が、いつまでもコピー取りをお願いしてくる…」
「もう結構仕事量あるのに、電話応対しんどいよ~手伝ってよ~」
など、いつまでも同世代や後輩がいない社内で雑用担当から抜けられなくなる危険性が高いです。
年齢層の高い職場で一人だけの若手社員の場合、どうあがいても若手に雑務が集中します。
おじさんおばさんの先輩より仕事ができるようになっても、多分雑務は減りません。
新しい人が入らない限り雑務が続くと諦めるしかありません。
同世代がいない職場は転職すべき?
同世代がいなくて孤独だからといって、必ずしも不幸とは限りません。今の職場にい続けるべきか迷ったら以下検討してみて下さい。
転職した方が良いケース
同世代がいない職場でお悩みの場合、転職した方が良いのが下記3つです。
- 先輩たちの言動がハラスメントに感じることがある
- 古い社風で将来性が見えない
- 人として軽蔑したくなる先輩がいる
若手のあなたの力が抑圧されている職場は、離れたほうがいいでしょう。
給料に大きな不満がなくても、あなたが疑問に思ったことを、きちんと説明し解決してくれない職場なら長く務める価値はないでしょう。
長く職場にいると、多少なりとも組織の色に染まります。
合わない職場に居続けて、嫌な自分になっていくのは防ぎましょう。
転職する必要がないケース
逆に、無理に転職する必要がないのは下記3つです。
- 話が合わなくても、居心地は悪くない
- 仕事内容に満足している
- 尊敬できる先輩がいる
若手のあなたの意見をちゃんと聞いてくれる職場なら、急いで転職する必要ありません。
同世代がいなくて張り合いがなくても、充実した仕事ができていれば心配することはありません。
世代を超えて仕事の苦楽を分かち合うことは可能です。年上の人に遠慮しすぎずコミュニケーションを取ってみると、意外と仲が深まるかもしれませんよ!
1人でため込まず相談するのが大切
どんな悩みでもずっと抱え込むとメンタルに支障をきたしてしまいます。
職場で同世代がいないことを理由に転職するか悩んでいるなら、客観的にアドバイスをしてくれる人に相談することが大切です。
1人でネガティブな気持ちで仕事のことを考えると大抵間違った選択をしてしまいます。
信頼できる友人や、家族に意見を聞いてみましょう。
相談できる人がいないなら、転職市場に出たときのあなたの価値を計ってみてはいかがでしょうか?ミイダスなら、簡単に無料であなたの価値を診断してくれます。
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もしも本当に職場から離れたときに、あなたの今のスキルで、いくらで雇ってもらえるのか目安を知ることができます。
「将来が見込めない会社から離れる決心がついた!」
「こんな評価しかされないなら、今の職場で頑張ろう…」
と、同僚のいない寂しい現状と、転職を天秤にかけることができます。
どうか冷静に転職するか検討してみて下さい。
まとめ
同僚がいない職場は孤独ですが、同僚と比べられるしんどさはありません。
一長一短ありますが、ツラいという気持ちに蓋をせず、
- 同僚がいない職場をプラスに受け止める工夫
- 同世代の仲間が作れる職場への転職の決意
など、日々を良くできる行動をしてほしいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。今日も一日お疲れさまでした。