非喫煙者にとって、ふらっとタバコ休憩に消えてしばらく戻ってこない人って嫌ですよね。
ただ、喫煙者=悪、非喫煙者=正義として喫煙者を一方的に責めるのは違います。非喫煙者がモヤモヤしなくて済む方法を考えてみました。
喫煙時間分だけ昼休みを短縮するのはNG
まず知ってもらいたいのは、タバコは違法行為ではないのでタバコを吸うことを禁止するのは基本的に無理です。
労働安全衛生法68条の2で受動喫煙の防止が定められ、職場内は禁煙になり、喫煙室の設置などが義務付けられているなど対策が取られています。
当然この法律が守られていないのは問題ですが、法律がが守られていれば喫煙は自由と言えるでしょう。
タバコ休憩が多い人を見ると、昼休みとタバコ休憩の二重取りだ!と思うことありますよね。しかし、実際問題タバコ休憩分を昼休みからカットすることは難しいです。
法律上、休憩時間というのは使用者からの指揮命令から解放されている状況を指します。タバコ休憩中でも、すぐに連絡が取れ、きちんと業務に対応している状況ならそれは休憩時間ではなくなります。
- 喫煙スペースが職場からそれほど離れてない
- 喫煙中もすぐに連絡がつく状況(携帯電話をきちんと持ち歩き対応している)
- タバコを吸い終わらなくても、仕事の呼び出しならすぐに戻る
- タバコ休憩の回数が常識的な頻度である
- タバコ休憩で席を外す時間が常識的な時間数である
このような休憩状況ならタバコ休憩を休憩時間として昼休みと相殺することはできません。
そして残念ながら一従業員である私たちは他人の労働・休憩・残業などに口出しできません。労働条件については会社と個人が個別に取り交わすものです。
喫煙時間に連絡取れるようなルールを提案してみては?
非喫煙者が損していると感じるのは、タバコ休憩中に喫煙者の仕事のフォローをしたことがあるからでしょう。
喫煙者の勤怠不良を訴えるのではなく、喫煙者不在時のトラブルや業務に支障が出た実例をもとに対応策を相談しましょう。
- お客様から急ぎの電話が来たのに連絡がつかず困った
- 社内打合の予定を組んでいたのに、タバコ休憩で10分以上不在になり困った
- 緊急の判断業務があり喫煙室に呼びに行ったら嫌な顔され困った
- 急ぎの案件だと連絡したのに、タバコを吸い終わるまで戻ってこず困った
- 1時間ごとタバコ休憩で不在のため、その人の分の仕事まで自分に回ってきて困った
など、具体的に喫煙者不在で困ったことを伝えましょう。このとき、喫煙自体を否定することを言ってはいけません。
「タバコ臭くて嫌だ」というのは一理ありますが論点が異なるので客観的な事実だけを伝えていきましょう。
困っていることを伝えたうえで、あなたが考える対策を提案してみましょう。例えば…
- タバコ休憩時は連絡つくように携帯電話を持ってほしい
- タバコ休憩時などで10分程度不在にするときは一声かけてほしい
- タバコ休憩中でも急ぎで呼んだら休憩を切り上げてすぐに戻ってきてほしい
- 1時間に1回も休憩を挟むなど、あまりに不在が多ければ上司から注意してほしい
など、禁煙を求める以外の解決策を考えてみましょう。
まぁ、それを伝える上司張本人が喫煙者だとなかなか提案しがたいということもありますが…。
批判して終わりではなく、どうしたらうまく仕事が回るかまで考えるのが大人の女性なのではないでしょうか?
おやつ休憩とタバコ休憩は同等。お互い様と考えよう!
後はもう、気持ちの問題です。「あの人も仕事のストレスやプレッシャーをタバコで乗り越えているんだろうな。」と思ってあげてください。少しは許せるような気がしませんか?
また、自分の勤務態度を振り返ってみるのも手です。タバコ休憩は取らないけど、
- 仕事中に他の社員とおしゃべりで盛り上がっってしまうことありませんか?
- ちょっと飲み物を買いにオフィス近くのコンビニに出かけちゃうことありませんか?
- 給湯室でおやつ休憩取ったりしませんか?
- トイレ休憩しながらストレッチして多めに休憩することありませんか?
- トイレで5分だけスマホアプリいじったりしませんか?
すべて私の実際の勤務状況の例で恥ずかしいのですが、誰もがみんな、昼休み以外で1分も休憩取らないことなどありえません。
本気でタバコ休憩を業務から除外するなら、そのほかのちょっとした休憩もきっちり管理しなければなりません。
トイレ休憩に何分席外したのかなど、席を外した時間を全てチェックされる会社なんて絶対務めたくないですよね。
喫煙者も非喫煙者も仕事中に気分転換する時間を持っているんだと思いましょう。どっちが損した得したと争っては、職場の雰囲気がギスギスします。持ちつ持たれつ、思いやりを持って協力して仕事をしましょう。
まとめ
私もタバコを吸わないので、タバコ休憩にズルいなと思うことあります。嫌な気分になるのは多分下記3つの理由に分類できると思います。
- タバコが嫌いだから
- 喫煙者が不在で迷惑を被ったことがあるから
- タバコ休憩分、休みが多くてうらやましいから
タバコの好き嫌い以外は、交渉と気の持ちようでイライラを解消することができます。
他人ではなく自分をうまくコントロールして、喫煙者のことなど気にしないようにしたいですね。目くじら立てず、職場で穏やかに過ごせる大人の女性になりたいなと日々思ってしまいます…。
最後まで読んで下さりありがとうございました。今日も一日お疲れさまでした!