上司や後輩が毎日のように仕事中にコンビニ行っているのが気になる…。
お昼休みじゃなくて仕事中っておかしいんじゃないかな?
業務中のコンビニ中抜けの是非について考えてみました。
コンビニ中抜けは罰則ないけどモラルがない
あなたがモヤモヤする通り、正々堂々と当然の権利のようにコンビニ中抜けするのはちょっとおかしいです。
仕事中にコンビニ中抜けが悪かどうかは会社判断!
当たり前のことですが、私たちは労働契約に基づき、就業時間に仕事をする義務があります。
労働者が就業時間中に使用者の下、職務に専念する義務=業務専念義務
労働基準法に明確に定められているものではありませんが、国家公務員法や地方公務員法には定められており、一般企業の従業員に対する仕事の在り方も同様と言えるでしょう。
就業時間中は頭も体も仕事に集中するのが、会社員として当たり前のことということです。
しかし、たばこ休憩や、給湯室で自分用のお茶を淹れたり、ちょっとした社員同士の雑談は
- ちょっとした気分転換
- 仕事の集中力を高めるための動作
- 社内の雰囲気をよくするために必要なこと
などという観点から認められているのが一般的です。
コンビニ買い出しについても、これに準ずる程度なのかどうかが良し悪しの判断基準と言えます。
会社がコンビニ買い出しもたばこ休憩程度のことなので認めるという判断なら、コンビニ買い出しは悪ではありません。
毎日仕事中コンビニ通いはモラルが足りないかも?
コンビニ中抜けにモヤモヤするのは、始業時刻前に済ますことができるコンビニに寄ることをわざわざ仕事中に行くのがずるく見えるという点です。
仕事の集中力が低い人のように見えます。
ちょっと常識やモラルが足りないと思うのはおかしなことではありません。
あなたが始業時刻前にコンビニの用事を済ませているなら、それは仕事に真摯に取り組みルールを守る意識が高くとても素晴らしいことです。
くれぐれも「自分が真面目に働いていてバカみたい…。」とか「コンビニに中抜けしてる人にピリピリしてる私ってお局様なのかな…。」などと自分を卑下しないで下さい。
あなたの方がモラル・常識のあるしっかりした人です。
今後あなたが転職したときや部署替えがあったときに、そのモラルの高さは好印象につながります。
コンビニ離席で仕事に支障をきたすなら相談を!
会社がコンビニ中抜けを注意しない風潮でも、周りに支障があるなら対策を相談するべきです。
不在時間が長すぎて電話を取り次げない!
コンビニ離席で一番困るのは、長時間連絡が取れなくなることです。
- 15分以上離席して帰ってこない
- 急ぎ連絡が欲しいといわれているのに戻りの目途が立たない
- スマホを持たず離席して連絡が付かない
こんな時は、同僚や上司に相談して対策を取るべきです。
逆に言うと、実害がないのにコンビニ離席を責めるのは避けるべきです。
- 私がコンビニ離席を我慢しているんだからみんな止めるべき
- 仕事中にコンビニ行ってコーヒーやお菓子を買うなんておかしい
- コンビニに中抜けするなんて仕事をさぼってるのと同じ!
など言いたいことがあったとしても、それはすべてあなたの感情論であり会社がコンビニ中抜けを認める(黙認している)状況で主張しても意味がありません。
コンビニ離席の苦情をどう相談すればいい?
では、コンビニ離席が仕事に支障があるとき、どう相談すればいいのか考えてみました。
「外出や会議のスケジュール入ってなく単に離席中にお客様からお電話いただいたときは、例えば大体10分以内に折り返せるなどと時間をお伝えしたいのですが、時間を共有周知していただくことは可能でしょうか?」
とか
「お客様から折り返しのお電話が遅いと指摘されるケースが増えております。15分以上離席するときは、小さなミーティングでもスケジュールに入れていただけるとその旨お伝え出来てクレームが減ると思うのですが。」
とか
「事務所ビルの下のコンビニで立ち読みしている担当者を見かけたとお客様から言われ、大変恥ずかしい思いをしたのですが…。部長からそれとなくご指摘していただけないでしょうか?」
とか
「△△部の●●さんから内線あり、離席を伝えたところ『あなたの部署はしょっちゅうコンビニ休憩取ってるわね。』とご指摘いただいたのですが、なにかルールなど作らなくていいでしょうか?うちの部署だけ緩いを思われているようなんです…。」
などと具体的に「困ったこと+どうして欲しい」を伝えて対策を相談しましょう。
コンビニ離席について誰も何も言わないから考えたことがなかったという上司はたくさんいます。
あなたが問題定義と解決策の提案をすることで上手くいくことも十分あり得ますので挑戦してみてください。
会社では仕事の成果を出しつつ迷惑かけないこと!
とはいっても、最近の企業は職場内にリフレッシュルームを作ったり、オフィスビル内にカフェがあったり、就業時間内の気分転換を推奨しているところもあります。
柔軟な考え方やあなたが職場で求められていることを再考することも大切です。
仕事の成果さえ出せば周りに迷惑かけてもいい?
たびたびコンビニ休憩で不在にし、電話応対者に迷惑をかける人は、協調性が足らず困ります。
しかし、コンビニ休憩で不在にしてもきちんと目標をクリアして会社に利益をもたらすなら、会社は文句を言わないでしょう。
協調性よりも利益が出ていることの方が重要だからです。
会社は利益を出すため、労働者に指揮命令をし仕事をさせ、教育し職場環境を整えなければなりません。
個々人が最高のパフォーマンスをして利益を出せるなら、いくらサボろうと会社は文句がないのです。
迷惑の程度にもよりますがコンビニ離席程度なら重要な倫理違反にもならないので、黙認されることが多いことも現実として知っておいてください。
真面目に座っているだけで評価されるわけではない
そして、コンビニ休憩も取らず真面目に座席に座っていても、利益を出さない人は評価されないことも事実です。
あなたが社内のルールを完璧に守り模範的な行動をしていても、仕事ができなかったり、利益や成果が全く出ていない人なら、会社はあなたを評価しません。
真面目に働く自分が損していると思うなら、あなたは今の会社、仕事内容が合っていないのかもしれません。
あなたの真面目さや、コンビニ休憩などの職場の不平等に気付ける心配りは、別の仕事で行かせる可能性があります。
ルーズな職場にうんざりしているなら転職を検討するのもアリだと思います。
\自分の市場価値を知ろう/
合わない今の職場にい続けるより、自分に合う社風を探したほうが、あなたにとって幸せかもしれません。
何事ともお互い様と思えると気持ちが楽になる
毎日仕事中にコンビニへ行く人がずるいと思うのは、当たり前の気持ちです。
ぜひ「おおらかな会社で緊張せず気楽に働けていいな!」と前向きにとらえてください。
また職場には、たばこ休憩の人、雑談の人、給湯室で自分のお茶を入れる人、トイレでストレッチする人、1フロア階段を上り下りする人、いろんな気分転換方法があります。
1日中机・パソコンに向かって100%集中するのは不可能です。
集中しているつもりでも徐々にパフォーマンスは落ちるので、ちょっとした気分転換・休憩は仕事をするうえで不可欠です。
「私は給湯室でお茶を入れるタイプだけど、コンビニに出かけることで気分転換しているんだな。コンビニに行ってまた仕事頑張るんだな」
という気持ちでお互い様と思えば、きっと今のあなたの職場も悪くないと思えます。
批判的に考えず、おおらかに受け止めたほうが精神衛生上ラクです。
まとめ
わざわざ仕事中に離席してコンビニに行くのは、推奨されることではありません。
そのあとの仕事の集中力を高めるために必要最低限で済ませたいですね。
周囲の様子を気にしすぎず、自分のやるべきことに目を向けていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。今日も一日お疲れ様でした。