職場で、生理的にムリ。後輩が嫌いだ…!と思うことはありませんか?
嫌いと思ってしまうことに自己嫌悪する必要はありません。嫌いな後輩とどう付き合っていくか考えてみました。
誰でも好き嫌いはあります。後輩がいい子であっても嫌いだと思ったらそれでいいんです!
人間だから好き嫌いがあっていい
ちょっとした口癖、ふるまい、性格、他の先輩と比べた態度の違い、仕事の姿勢など、職場の後輩を嫌いになる理由なんていくらでもあります。
- この子がいなければ自分のペースで仕事ができるのに…!
- 声を聞いただけでイライラしてくる…!
- 全てが私と真逆で気に入らない…!
こんな風に思ってもいいんです。
皆から好かれる後輩でも、あなたが嫌いだと思ったら嫌いということをねじ伏せてはいけません。
自己嫌悪して凹む必要はありません。「皆から好かれる後輩を嫌いな私=悪い・嫌な女」ではないのです!
社内で「あの後輩ムカつく!」「〇〇さんって、苦手な後輩なんだよね~」「後輩がいるだけで、イラつく…!」と言うのはダメです。
家で愚痴を書く専用のノートを作りましょう。門外不出のデスノートです。
家でノートに後輩ムカつく、苦手な後輩と話したくない、イラつく後輩異動しろ~!と書いてストレス発散しましょう。
嫌いな後輩を蹴落とすのはダメ
心の中で後輩を嫌うのはOKです。でも、嫌いな後輩を蹴落とすのは絶対にダメです。
- 嫌いな後輩にだけ仕事を教えなかったり、多く業務を振る
- 嫌いな後輩を仲間外れにする
- 他の後輩なら見逃すことを業務上細かく注意する、上司にチクる
嫌いな後輩にだけ態度を変え続けるとパワハラになる可能性があります。嫌いな気持ちは表に出さないのが社会人のマナーです。
なお、業務で重大なミスや危険があるときは強く注意することも必要です。後輩に強く指導するときは、感情論になってないか業務で必要かを考えてから指導しましょう。
嫌いなら距離を置くのが正解
後輩が嫌いすぎて悩んでいるとき、「嫌いな人と仲良くなれば問題は解決する…。」と人は無意識に判断し仲良くなることで悩みを解決しようとします。一番穏便な解決方法ですしね。
しかし、嫌いな人と仲良くなるのは難しいです。「仲良くなる=問題解決」が成立せず苦しんでしまうのです。
嫌いな人と一緒に働くときの対処方法はただ一つ。
距離を置き、ビジネスライクに徹する。それだけです。
仕事の話だけをする
会社は仕事をして利益を上げて給料をもらう場です。会社の利益を上げるため、私たちは業務を行わなければなりません。
必要最小限のコミュニケーションで嫌いな後輩と一緒に仕事をするに限ります。
とにかく後輩が嫌いすぎるけど、ビジネスライクな距離感までは近づくためのポイントは1つ。「業務に必要かどうか?」を基準に後輩と接しましょう。
- 必要な仕事を教える・振り分ける・フォローをする
- 仕事で必要なホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)を行う
- 業務に支障がある後輩の言動を上司に報告する
これらは仕事に必要なのであなたがやらなければいけないことです。
例えば、「先輩、この業務って何から始めればいいですかぁ~?」と聞かれたら「何度も同じこと聞かないで!自分で考えて!」と言うだけではいけません。
「前も説明したから、次からは私に聞かなくてもできるように今回はメモしてね。この業務は~~」と再度説明するといった根気強さも必要です。
給料をもらうために必要な業務の一つとあきらめましょう。
何度も同じことを繰り返して失敗するなら、上司に報告して対処してもらうこともできます。
くれぐれも「先輩が嫌な顔して教えてくれなかったから、業務をミスしちゃうんです~」と後輩が上司に告げ口できる隙を与えないよう注意しましょう。
プライベートの話は回避する
ビジネスライクに徹するために、プライベートの会話は一切やめましょう。中途半端はダメです。
仕事中はもちろん、昼休み中や会社の飲み会などでもプライベートの話は自分からしてはいけません。質問されても上手くかわすスキルを身につけましょう。
- 今ダイエット中なんですけど、なんかいいダイエット法ありませんかねぇ?
- 料理にハマってて~、先輩の得意料理ってなんですかぁ?
- 私って男っぽい性格じゃないですかぁ~?それってモテないと思いますぅ~?
これらは自分の話をしたいときのフリに使われる会話例です。あなたとコミュニケーションを取りたいわけではないので、軽く受け流しましょう。
プライベートなネタをたくさんふってくる後輩とビジネスライクな距離感を保つポイント3つ、「共感」と「肯定」と「他人事」です。
- その気持ち分かる~、ホントそうだよね。
- ●●さんらしくて、いいと思うよ。
- でも、私は詳しくないからわかんないや。▲▲さんが詳しいかも!
例)「私ハンドメイドにハマってて~、先輩ハンドメイドとかします~?」
回答例)「ハンドメイドっていいよね~、●●さんっぽい趣味だね~、でも私ハンドメイドあまり詳しくないんだ~、パートの▲▲さんもハンドメイドが趣味って言ってたから彼女とすごく話し合うかもね~。じゃ!!!」
このテンプレートでプライベートの会話は切り上げましょう!
例の会話では後輩は自分のハンドメイド作品の写真を見せて自慢したいだけです。
ダラダラと会話に付き合う必要ありませんよ!
後輩はあなたと親しくしたいから話しかけたわけじゃないので、話を切り上げることに罪悪感を抱く必要はありません。
↓後は、本を読んで人間関係を分析するのもオススメです。
シカト部下にシカト返しは危険
シカト部下・シカト後輩って増えています。コミュニケーション能力不足だったり、社会人の常識がないので友達のノリでシカトしたりします。
「あんたは私を嫌いだろうけど、私もあんたが大っ嫌いだ!最低限の会話しろ!無視すんな!」とキレたいですが、そうすると仲はどんどんこじれます。
シカト返しもしてはいけません。
相手と同じ土俵に立つ時点で負けです。
シカト返ししてしまうと、あなたも常識のない社会人のレッテルを貼られてしまいます。
嫌いな人とは距離感を持つのが大事なので、無駄なコミュニケーションを不要とするシカト部下は扱いやすいです。
シカト部下とのビジネスライクな距離感を保つポイントは3つ、「優先順位をつけて」、「時間を指定して」、「自ら報告させる」です。
- 次の業務の話なので、今の作業の手を置いて聞いてくれる?
- ■■の業務を明日の15時までに行ってください。
- 明日朝のミーティング後に、どこまで進んでどこが不明か必ず私に報告してください。
ここまで噛み砕いて業務命令をしてもあなたをシカトしたり、指示通りに行動できないなら上司に報告レベルの問題社員です。あなたが嫌いになるのも仕方がありません。
「できる限り明確に丁寧に指導したのですが、●●さんから返事がありません。相性なのか、本人のやる気なのか…。指導役が私で適任かどうか不安なのですが…。」
と上司にチクリましょう。会社公認で距離を置けるチャンスです。
相手を理解し・あなたを理解されるのは難しい
一度嫌いだと思った人を理解してあげるのは難しいです。特に仲良くしていない人があなたを理解してくれることも難しいです。
嫌いな後輩のことを理解してあげるのは難しい
職場でみんな平等に仲良くするのは無理です。
育ってきた環境や価値観が違う人たちが集まって仕事をしています。
アットホームな雰囲気な職場だとしても、お互いが何かしら我慢や譲り合いをしながら仕事をするのが当然です。
嫌いな後輩を理解してあげることも無理です。
真面目なあなたは必ず「どうして後輩のことを分かってあげられないんだろう…。私って人として未熟…。」と凹みます。私も凹んだことがあります。
後輩が嫌い→後輩と仲良くなれない自分が嫌い→もっと後輩が嫌いになる…
という無限ループが発生します。
精神衛生上よくないので、仲良くなる努力はする必要ありません。自分を大切にしてください。
あなたの気持ちを理解してくれることは絶対ない
他人の気持ちを変えることは不可能です。
会社は仕事をする場所です。極論を言えば利益が出れば社員間は不仲でもいいのです。
あなたの気持ちを理解してくれる人と一緒にいられるのは友達間だけだと割り切りましょう。
期待しない方が気が楽になります。
あなたの仕事ぶりが適正に評価され、適正な給料をもらえることだけを考えましょう。仕事に支障がなければ、嫌いな後輩とはうわべだけの付き合いでいいんです。
相手があなたを理解したいと思ってくれる要素ってありませんよね?親しくないんですから。
仕事はちゃんとしているけど、ビジネスライクな距離感の先輩というキャラになりきりましょう。
私と後輩どっちを信じてるの?と聞いてはいけない
上司が自分より後輩を評価したり、信用しているような気がしてイライラすることありますよね。つい、「私と後輩どっちを評価しているんですか?」と聞きたくなります。
今後も今の職場で働きたいなら、絶対に後輩を自分を比べるような質問をしてはいけません。
たとえ、後輩が上司に媚びて評価されているように見えても、議論せず淡々と仕事をこなしましょう。
距離感を保ち気に食わない後輩の態度を意識して見ないようにするのです。
怒ったら負けです。
あなたの仕事の頑張りを適正に評価せず、後輩ばかりをひいきする職場なら辞めていいのです。
後輩だけでなく、他の働く仲間が嫌いになって辛くなったら転職も一つの選択肢であること忘れないでほしいです。
本当に後輩が嫌いでしんどいなら、とりあえず転職したら年収どれくらいになるか査定をしましょう。
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転職先に嫌いなタイプの人がいるかどうか分かりませんが、年収や働き方など今より良いこと職場はきっとあるはずです。
まとめ
嫌いすぎる後輩とは距離を置こう。ビジネスライクに徹しましょう。無理して仲良くしようとするのはメンタルを削るだけですよ。
最後まで読んで下さりありがとうございます。今日も一日お疲れさまでした!