何かにつけて文句を言うパートさん。言いすぎじゃない?って思うことありませんか?
パートさんの心理と対策を知って、職場で気持ちよく付き合う方法を考えてみました。
パートさんが文句を言う心理とは?
何に対して文句を言っているのかによって、パートさんの心理を考えてみました。
仕事に文句を言うパート
パートさんの文句が会社や仕事に対してだった場合、本人の今までの経験と今の業務がずれていることが多いです。
「前の会社なら、電話番が別にいたわ!私が事務と電話番を兼任するなんておかしいわ!」
「こんな責任負わされる仕事、パートがやることじゃないわよ。社員がやるべきよね!」
など、自分が正しいことを言っていると勘違いしているパターンです。
自分の経験以外のことをすべて拒否する、視野の狭さが原因です。
あなたが退職せず、勤めよう決めて今ここにいるんでしょう?口を動かす前に、作業を進めてください。
こんな言葉を掛けたくなりますね。
文句を言うパートさんに自分と同じ仕事への意識を求めるとしんどいです。
仕事に文句を言うパートさんは
- 自分の経験則で発言する
- 職場に馴染む・歩み寄る意思がない
- 仕事への向上心が全くない
という、分かり合えない人なんだな、という気持ちを持ちましょう。
パートさんへの期待が無くなり、あなたのイライラが減るでしょう。
社員に文句を言うパート
上司など社員に文句を言うパートさんは、自分の意見に皆共感してくれると勘違いしていることが多いです。
「課長って、パートの業務の粗探しばっかりして嫌味よね!ささいなミス位いいじゃない」
「●●さんって、3年目の社員なのに全然使えないわよね、あの人からの指示は無視しましょうよ!」
など、自分の判断が他のパートの代弁かのようにふるまうパターンです。
職場でのモチベーションが、自分の好き嫌いを認めてもらえるかどうかになっているのが原因です。
会社に遊びに来ているのではないのだから、愚痴に共感してくれる仲間を作る前に、ちゃんと仕事してください。
と言いたくなります。
文句を言うパートさんに感情的にならないよう言い聞かせるのはしんどいです。
社員に文句を言うパートさんは、
- 感情のコントロールができない
- 職場でも、友達のような付き合いを求める
- 上下関係と職場での自分の立場を理解できない
という、プライベートと職場の区別ができない人なんだな、という気持ちを持ちましょう。
パートさんとの距離感が掴め、あなたがビジネスライクに徹すると割り切れるでしょう。
パートさんの文句を言わせない方法って?
文句を言うパートさんの生態は分かりましたが、どうしたら文句を言わないようにできるのか考えてみました。
仕事の本質をきちんと伝える
仕事に対して文句を言うパートさんに対しては、「なぜその業務が必要なのか」という仕事の本質をきちんと伝えることが必要です。
「この品物のチェック業務を怠ると、お客様の元に違うお客様の商品をお渡ししてしまい、重大なクレームになります。あなたの業務の先にお客様がいることを考えて業務を行ってください。」
「あなたのデータ入力が間違っていると、誤った請求書をお取引様に渡すことになり、会社の信頼が大きく損ねられます。スピードよりも正確性が一番重要な業務です。」
仕事に対して文句を言う人は、本人の仕事のこだわりと、会社が求める業務の質が一致していないことに気が付いていません。
パートさんにやってもらう業務で何が重要なことか理解してもらうことで文句が減るでしょう。
- スピードよりも正確性を求めています。
- 軽作業をできるだけ多く処理することを求めています。
- 2コール以内の電話応答が事務作業より優先です。
会社が求める業務をしっかり行うことで、パートさんの仕事ぶりが評価されます。
仕事を評価されたパートさんは、確実に仕事への文句が減ります。
良い循環が続くと、皆気持ちよく働ける職場になりますね。
職場の上下関係を理解してもらう
社員に文句を言うパートさんに対しては、職場の上下関係を理解してもらうことが重要です。
「社歴が長いあなたには、新人社員が未熟見えるかもしれませんが、皆でうまく仕事を回せるよう、社歴に関係なく相手を尊重した言動をしてください。」
「業務に関する改善案でしたら、ぜひ聞きたいです。ただ、改善案ではない不満を言うのは周囲のモチベーションが下がるので、あなたの発言が周囲にもたらす影響を考えて発言してください。」
パートさんの職場での言動に対し、管理する社員が指導するという上下関係を明らかにしましょう。それはパワハラではありません。
個人的な付き合い関係ならいいですが、職場では立場によって責任の程度が違います。
責任ある人と責任のない人が並んで取り扱われては、組織が適切に機能しません。上下関係はどうしても必要です。
- 好き嫌いで態度を変えて仕事をしないでください
- 自己判断せず、若手社員でも社員に確認してください
- 気になることは、文句ではなく、相談として確認してください
人に対して文句を言うパートさんには、職場では陰で文句を言うのではなく、直接言いなさいと言いましょう。
職場は人の好き嫌いを多少我慢しなければなりません。
好き嫌いがあっても、お互いビジネスライクに距離感と配慮をしながら仕事をするのが会社員です。
社員でもパートでも、他者を不快にさせる文句ばかり言う人は会社員失格でしょう。
若手社員がパートさんに注意する方法
上司がパートさんを上手く指導できていないとき、非管理職の私たちはどうすればいいのか考えてみました。
社内全体の文句を止める空気をだす
文句を言うパートさんに対して、文句を言うのはムダです。負のループです。
会社のことでも人のことでも、文句を言うパートさんに絶対同調せず、とにかく明るく回答することが大切です。
「部長の指摘は、部署全体の効率化を考えているので私は凄く納得できました!さす場部長は組織全体をよく見ていらっしゃいますよね!」
「そんな、パソコンのアップデートに時間がかかっていることカリカリする必要ないですよ!書類のシュレッダーとかを集中してできて気分転換できるいいタイミングですよ!」
とにかく、「それ、文句を言うようなことではないよ!」と明るく否定しましょう。
冷めてることを伝える
みんなの意見だからと文句がどんどん増えていくことが多いです。
パートさんが自分の意見がみんなの意見だと勘違いしているのを上手く正すことも、文句を減らすのに有効です。
文句をパート代表で言っていると思っているようなら、「この人、勘違いしているわぁ…」と冷めていることを示しましょう。
「え…、それは●●さん個人の意見ですよね?みんなみんなって言うのはちょっと違うんでは?世の中自己責任ですよ~。私なら責任負えないことは言えないし、もう少し言葉を選びますけどねぇ」
「なんで、マイナスなことを言う時だけ、主語がみんなになるんですか?うわ~、一人の社員に対して、みんなそう思ってるって批判したら、私ならパワハラって思っちゃうかも~。」
パートさんに直接指導はできませんが、意見の一つとして、一言言えたらいいですね。
まとめ
パートさんも文句が好きなわけではないはずです。
仕事をする上でストレスやプレッシャーに感じることがあればもちろん、話を聞いて解決してあげるのが文句をなくす一番の方法です。
しかし、パートさんの過剰な要求に応える必要もありません。
ビジネスライクに、淡々と対応する悟りの精神を身につけたいですね。
最後まで読んで下さりありがとうございました。今日も一日お疲れさまでした。