「これ、誰かがやってくれるだろう」と職場の同僚が放置した業務をやってあげたことありませんか?
自分が気付いたからと業務をやれど、一向に同僚が業務を行う気配がない…。
真面目に業務を行う自分がバカらしくて辛くなってきたとき、今後どうするかの参考にしてみてください。
- 誰かがやってくれると思うのはなぜか?
- 他人任せになる人の特徴
- 自分で仕事をやらせるコツ
- 真面目な人が損する社風は変わらない
なぜ「誰かがやってくれるだろう」と思うのか?
あなたが思っていることは正しいです。皆がやりたがらない仕事には理由があるのです。
誰もがやりたくない大変な仕事だから
「誰かがやってくれるだろう」となる理由の一つは、その仕事が誰もやりたくない仕事だからです。
- リーダー、役職など責任ある業務
- 新しいプロジェクト参加など未知の業務
- 職場のめんどくさい人と協力が必要な業務
これら責任やプレッシャーが大きい仕事は中々やりたい人がいません。
こんなにメンバーがいるなら誰かやってくれるだろうと、知らないふりして逃げたほうが得だからやらないのでしょう。
誰がやっても同じ仕事で評価されない
「誰かがやってくれるだろう」となる理由の二つ目は、その仕事が誰がやっても同じで評価されない仕事だからです。
- 備品の在庫管理
- 昼休みの電話対応
- 社内の業務期日の進捗管理や入力
これらできて当たり前とされている業務は、さぼられやすいです。
わざわざ時間を割いて頑張る必要ないから、誰かにやってもらいラクしようとする心理状態ですね。
「誰かがやってくれるだろう」精神を持っている人は、自分がやらなくてもいい仕事=やらない!と決めて無視することが多いです。
するとだんだん「やらなくてもいい仕事」から「やる必要のない仕事」に変化して、やらないことに罪悪感が無くなります。
メンタルの強さ、怖いですね。
ちゃんとやらなくてもバレない仕事だから
「誰かがやってくれるだろう」となる三つ目の理由は、その仕事がちゃんとやっても手を抜いてもバレない仕事だからです。
- 他部署との調整業務(他の人に丸投げする)
- 職場の除菌・清掃業務(手抜きする)
- 新人社員への教育(適当にやる)
出来の良し悪しが分かりにくい業務は、もしも不足していたら誰かがやってくれると思われがちです。
適当な仕事を見抜けるあなたは「誰かがやってくれるだろう」と思っている同僚より、気苦労やストレスが多いでしょう。
ちゃんとやらなくてもバレない仕事でも、ちゃんとやれば業務処理能力の向上やストレス耐性アップなど自分の力になります。
他人任せになる人の特徴
誰かがやってくれると思いがちな人の特徴を紹介します。
すごく大雑把で鈍感である
仕事に全く気づかない鈍感な人であるケース。
あなたはしっかり者で考えられないかもしれませんが、その人の性格や育ってきた環境などで、驚くほど鈍感・周りを見ておらず気づかない人っています。悪気はないのです。
そんな人に対して「なんで気づかないかな…イライラする…。」と思うのは時間の無駄です。
「私たちが担当している備品の在庫チェック、今月あなたに頼んでいい?」
本人を指名して、具体的に業務を指示してしまって大丈夫です。
相手は「あ、そういう業務あったかも~」程度にしか感じないはずです。
自己中心的である
私がやらなくていい仕事だと思っているケースです。
見てみぬふりする人ですね。
- めんどくさい
- 後でいい(そのまま忘れる)
- 自分は忙しいからやる暇ない
という気持ちで仕事を放置します。代わりにやってくれる人の負担感に罪悪感を持たない人です。
「代わりにやってる人のことも考えてよ…!」と言っても相手には響かないです。
だって、他の人の負担感より、自分がやりたくないという気持ちが大きいのは変えられません。
「ここ3か月は私が備品管理していたけど、私たちの部署で任されたことだよね?今月は忙しくてキツイからやってもらえる?」
と過去のあなたが代わってあげた恩をそろそろ返せ!と言ってOKでしょう。
職場で自分が評価されていないと思っている
職場の評価に関係ないからやらないというケースです。
自分にふさわしい(と思っている)仕事だけやる人って意外に多いです。
私の能力をこんな仕事に使うなんておかしい!と本気で思ってる人っています。
または、会社から評価されていないと感じている人は、もっと認められようと仕事をえり好みしてしまう傾向があります。
「もっと協調性を持ってくれよ…。陰で支えるのも大事な仕事だよ…。」と言っても理解されないです。
「この仕事があなたがする必要がないかどうかは上司に直接確認してください。」と立場が上の人に丸投げしましょう。
あなたがその仕事の必要性を説明しても聞く耳を持たないですよ。相手にすると疲れますのでご注意ください。
以上のように、「誰かがやってくれる」系の人と一緒に働くのはとても疲れます。職場でほっと一息できる癒しアイテムを常備してストレスから自分を守ってくださいね。
「誰かがやってくれる」の誰かが自分だと気づかせる方法
あなたが職場で損しないためにも、「誰かがやってくれる」の誰かが自分である、と気づいてもらうことが大切です。
上司が部下と目標を共有する
難しくてやりたくないから、誰かがやってくれると現実逃避する人に対して、目標の共有は有効です。
「●●という部署の目標達成のために、××を君に任せたい」
と上司と目標共有することで、逃げることができなくなるからです。
逆に言うと、難しいことをためらう人に対して、部下や後輩が色々いっても本人には響きません。
上司に上手くコントロールしてもらうのが得策でしょう。
気づいた人がやる雑務をなくす・ルールの徹底
誰がやっても同じ結果になる業務をさぼる人に対しては、ルールの徹底が有効です。
「当番制で備品管理をします。リストに期日と担当者名を入れます。今月は●●さんね。」
とうっかり忘れていたと言い訳にできないようにしましょう。
誰が担当で期日がいつかを明確にして文書で残すのが成功の秘訣です。
絶対に気づいた人がやる仕事を作ってはいけません。
やったことをちゃんと褒める環境づくり
地味で評価されない業務を他人任せにする人に対しては、褒めることが有効です。
「これ●●さんやってくれたんだ。気づいてすぐにやってくれてありがとう。社内の業務をよく見てくれて、とても助かる。」
と小さな業務であっても、大げさなくらい褒めましょう。
仕事を評価されずモヤモヤが溜まっている人にとって、地味な業務であっても褒められると認められたいという気持ちが満たされてとても嬉しいものです。
できて当たり前なんて思わず、やってくれたことはきちんと称賛しましょう。社内の雰囲気も良くなりますよ!
助け合えない職場の社風は変わらない
皆が嫌がる仕事を、分担してちゃんとやろう!と考える気持ちはその通りです。
しかし、誰かがやってくれると思う人がいる職場の風土は変わりません。
残念ながら手抜きできる職場は手抜きした人が勝ちになりがちです。
コツコツ頑張れるのはあなたの才能
誰かがやってくれると後回しにされる仕事を、きちんと行うあなたには才能があります。
- 細部に気が付く才能
- 約束を守る才能
- どんな仕事も真面目に行う才能
当たり前のことができない人がたくさんいます。当たり前のことこそ後回しにしがちです。
「誰かがやってくれるとみんなが後回しにする業務を率先して対応し、期日厳守やヒヤリハット防止に努めていました。」
と自己PRできるような才能です。
辛いことも多いでしょうが、あなたの業務対応力が増したことに間違いありません。
ズルくて要領のいい人=優秀とは限らない
目立って評価されやすい仕事を持っていくズルい人っていますよね。
要領のいい人=優秀 とは限りません。
ただパフォーマンスが上手なだけで、基礎ができなければ本当の実力はつきません。
会社員は組織全体で協力して仕事をします。要領は良いだけでは、周りの協力を得られず大きな成果は得られないものです。
「私の方が、社内の信頼が厚いし、基礎がしっかりしている。調子のいいあの人より伸びしろがある!」
とぜひ自分の良い所を認めて、鼓舞してください!
「あの人ばっかりズルい!」
とイライラして精神をすり減らす必要はないです。
今の職場かどうかはわかりませんが、あなたを認めてくれる職場は必ずあります。
さぼれる社風は変わらない
「誰かがやってくれる」と思われる仕事に真摯に取り組めるのは素晴らしい能力です。
しかし、現時点で職場から十分な評価を得られていないと思うなら、今後も良い評価を期待できないかもしれません。
- さぼっていた人の不正などがあり評価が下がる
- 目立つ仕事ばかり評価している上司が変わる
- あなたが成果をだして、今までの取り組みが見直される
といった、ターニングポイントが現れないと評価は変わりません。
ターニングポイントは自分で作れません。チャンスを社内で待つくらいなら適正に評価してくれる職場に転職したほうが幸せでしょう。
あなたの今までの努力を過小評価せず、自信をもって別の良い職場を探してください。
真面目に謙虚に努力できる人は、転職先でも苦労少なく職場に馴染むことができます。
今の職場で我慢を続けるのが本当に最善なのか、一度考えてみましょう。
\1分登録で自分の市場価値を調べよう/
まとめ
「誰かがやってくれるだろう」という意識は簡単には変わりません。
他人の意識を変えるのは至難の業です。できない人にフォーカスするよりも、自分がストレスなく過ごすにはどうすればいいのか?
転職する? 上司にチクる? 私も仕事をさぼる?
あなたが考えて決めていいです。どうか周囲のズルい人の行動に一喜一憂しないでください!
最後まで読んで下さりありがとうございました。今日も一日お疲れさまでした!